のんびりblog

日々の思い付いたことなど

唐揚げそば

 我孫子駅のホームにあるそば屋の「唐揚げそば」を食べてみた。
 そばに唐揚げを載せるのも普通ではないし、しかもとても大きいらしいので、前々から食べてみたかった。機会があればと思っていたが、我孫子に用事がないのに下車する機会が訪れるわけもなく、わざわざ出かけてきた。
 成田方面からの電車で我孫子常磐線の上りホームに着くと、目的のそば屋があった。隣の下りホームにもある。
 駅のホームでそばを食べる人は「乗る電車まで時間があるので食べる人」が多数だと推定すると、午前中は都心に向かう人が多いため上りホームの店は混むと考え、下りホームの店に入ることにした。
 やはり唐揚げそばは名物らしく、自動券売機の最上段に「唐揚げそば(唐揚げ1個)」のボタンがあり、一番人気と書かれていた。8人程度の立食スペースがあったが、予想どおり空いていた。唐揚げそばを頼むと待つほどもなく出来上がり、思った通りの大きな唐揚げがそばの上に鎮座していた。衣は硬めでツユがしみ込みにくい。そばと唐揚げを交互に食べ、濃いツユをすすった。
 高校生の頃、当時住んでいた山口県から遠路、つくば万博を見に行った。そのとき、我孫子駅で乗り換えがあり、下りホームのそば屋に入った記憶がある。思い出すと懐かしい。そのときは、関西のツユとは全く違う黒いツユに驚いた。
 30数年ぶりのプラットホームでそばを食べていると、上り電車が入ってきた。電車から降りた人のうち数人か券売機に並ぶ。「乗る前」ではなく「降りた後」に食べる人も、それなりにいるようだった。
(2021年4月)